長野県の風景の最近のブログ記事

自然の描く、天体ショー

 そろそろ、朝焼けも終わったことだし「朝飯を食おうよ」と言い合って、集結した私達。でもなんかおかしい。気がついたのは僧兵さん。
彩雲
僧兵「あそこの雲の上に虹が見えます」
伯爵「ほんまや!(いきなりの天体現象で動揺して関西弁)」
雲海に浮かぶ彩雲
雲海に浮かぶ彩雲:この光景は昨日、ホテルが無料で実施してくれたスライド上映会で見た光景。それが撮影できるなんて。
 良く見ると彩雲、円形をして中心に核があるのがわかります。
彩雲と北アルプス
彩雲と北アルプス:スライド上映会でのホテル側の助言は、ホテル職員「こういう光景を見たら、とにかく撮影してください」
 そのこころはこうです。
 風景写真家はとにかく、絵にしようと考える。つまり、①構図を考える、 ②露出を考える、③ピントの位置を考える、④色彩を考える。⑤手振れを考えて念をいれる
 とにかく結構、ない頭で考えるものです。
 その結果、「シャッターチャンスを逃す」というわけで、反射的に写しておきなさいということです。助言がいきました。
光環(こうかん)
光の環
光環(こうかん):彩雲を撮影してホテルに引き上げると、玄関にホテルマンがサングラスをかけて待っていて。
ホテルマンwithサングラス「光環がみえますか?」
伯爵「見えません。どこ?」
ホテルマンwithサングラス「僕はサングラスをしているから見えるけれど」
※・・・ということは、偏光レンズをつければさつえいできるじゃん。
観客「今はあまり見えなくなったけれど、太陽の少し下にいます」
 ・・・ということで、それをヒントに撮影します。
 RAW,偏光フィルタ、12~24mmのレンズで撮影。現像してみて大成功!みえました光環(こうかん)の再現に成功。
  • Nikon D700
  • Nikkor 12~24mm (16mm相当)F4 PLフィルタ
  • F16 1/800秒 ISO200
  • 三脚 ベルボン645
  • 撮影日 2009年12月27日 8時ころ RAW
自然の厳しさを知る
 快適なホテルにいると、ここが厳冬の山であることを忘れてしまいます。
厳冬の山頂
王ヶ頭山頂:油断しちゃあいけない。ここは・・と思ってそここを観察すると色々発見できます。
風雪
風雪:あった、あった。こんなのが。本当は名前があるのだろうけれど、でも凄い。雪が強風で煽られてこんな風に岩にへばりついていたりする。
風紋
風紋:こういう風景は誰も撮影しないけれど自分は大好き。砂丘できた風紋と同様に雪原にもこんな造形を風は残してくれていた。
自然は凄い

朝焼けに染まる山嶺を撮れ!

 天気予報から行っても、そして現地の天候状況から行っても(夜のうちに雲海を確認できた)素晴らしい朝が迎えられることは確実でした。後は腕だけの勝負。
茜に染まる浅間山
 相棒の2.8kgのサンニッパの三脚座に三脚のクイックシューのネジを差し込みつつ、「頼むぜ!」と声をかけて出陣です。午前6時起床、日の出は午前7時ころ。
頬染める浅間山
頬染める浅間山:朝焼けに浮かぶ浅間山。画像加工の途中で見つけた浅間の噴煙。ピンクに染まる雲海。はじめてみる浅間山の表情です。
365度の風景を楽しむ
365度の視界
365度の視界:他のカメラマンはホテル前の風景から離れない。でも、ちょっと待って。ホテル前よりも少し日が高くなるなら王ヶ頭の方が有利と考えたのは僕。
 左から八ヶ岳(赤岳2,899m),冨士山(3,776m)、南アルプス(北岳3,193m)が手に取るように見渡せます。嗚呼、幸せだ。風景写真をやっていて良かったと思える瞬間です。
朝焼けと雲海
たなびく雲と朝焼けのある風景:撮影していて困ること。それは撮るべき被写体がたくさんありすぎること。これは贅沢でもあり、なやみでもある。こっちに鈴木京香がいる、そして・・・という感覚。心落ち着けて選択と集中。そして、天候と朝焼けの状況の変化の読み、そして各撮影時間を頭で想像しつつシャッターを切る。
冨士山は美しい
 人によっては「俺は山はやるが、富士山は嫌いだ」という方もいらっしゃいます。しかし、風景写真家の中には 「富士の病=不治の病」という方も多いのが事実。
朝焼けと雲海に浮かぶ富士
朝焼けと雲海に浮かぶ富士:富士山を撮影するコツは八ヶ岳の青い月さんの写真から学んだ。問題は望遠撮影だから、絞り込んで中継にピントを合せてパンフォーカス撮影した。
  • Nikon D300
  • Nikkor VR105mm F2.8 手振れ補正オフ
  • F11 1/1.6秒 ISO400
  • 三脚 ベルボン645
  • 撮影日 2009年12月27日 6時27分 JPEG
 シャッターチャンスを逃さないために二挺拳銃(Nikon D700+VR300mm F2.8/D300+VR105mm F2.8)。
富士山、少し明かりて
富士、少し明かりて:闇から立ち上がった富士山は朝焼けを背景に従えている。拡大すると左肩に光の玉が2つ見える。
  • Nikon D700
  • Nikkor VR300mm F2.8 手振れ補正オフ
  • F16 1/50秒 ISO400
  • 三脚 ベルボン645
  • 撮影日 2009年12月27日 7時03分 RAW

早朝に輝く
早朝に輝く
早朝に輝く:南東は既に色は無くなる。北西に視点を変えると別の風景があった。
朝焼ける槍ヶ岳
朝焼ける槍ヶ岳:槍が燃える瞬間が来るのは想定内。でも、その予定が早まった。焦る私は三脚座をD300ボディから外し、 300mmレンズの三脚座に付け替える。その手ももどかしく撮影動作にはいる。
 レンズの中の槍ヶ岳はなんとセクシー。でも、左隅に鉄塔。右に建物がある。 「神様、お前を愛しているぜ!」と呟きながら構図を縦に変更。
 邪魔者を取り除き。シンプルな構図に決定。色が変化しないうちに一枚。次に、前山のカラマツにピントを合せてもう一枚!
 mission complete! 寒さを感じている余裕が無かった。
有難う自然、有難う仲間、有難う私の強運!
※昨日の答え、エ ホテルに入り、食事するといってTAXIを呼んでもらった

冷え切った高原の空に冬の星座

 美ヶ原王ヶ頭ホテルの星座講座に出た後、皆がそそくさと部屋に引きあげるのに我々はさらに長時間露光を敢行。美しい星座の数々を撮影させていただきました。
松本の夜景
12/26 松本の夜景:はるけくまたたく街の灯り。この下に私達の仲間がいると思うといとおしい風景となる。
諏訪の夜景とオリオン フルサイズカメラで35mmレンズを使用した。簡単に入ると思ったら大苦戦。三脚を短く折りたたんでローアングルで撮影。 諏訪の夜景とオリオン

白鳥座 上田の夜景と大熊座 美ヶ原からは365度の視界が得られる。その視界の広さを生かして大熊座と上田の夜景を捉える

白鳥座白鳥座という言葉と星座の意味はわかっていたけれど、それはあくまでも頭のなかでだけ。
 白鳥座を見たこともなければ、どこにあるのかも知らなかった。位置から言うと(写真の下方)、カシオペアの左下と覚えておくと良い。十字の形をした美しい星座。
上田の夜景と大熊座

写真 データ
共通

D700 F11,ピント∞を基本で調整,30秒,三脚

松本の夜景 105mm F2.8
諏訪の夜景とオリオン 35mm F2
上田の夜景と大熊座 35mm F2
白鳥座 12~24mm F4

撮影が気持ちよかったので、3人で風呂に入りなおし、持参した甲州勝沼のラベル無しの白ワインを飲んで乾杯。
 夜中、僧兵さんのイビキがすごかった。
澄み切った美しい夜空、明日の朝の撮影が楽しみです。

夕焼けに染まる山嶺を撮れ!

 到着した頃は、快晴なんだけれども、午前中までの悪天候の影響で冨士山は雲の中でした。しかし、回復基調の天候の中、夕方くらいには冨士山が撮影できるのではと期待していたのです。
茜に染まる冨士山
 0度近い気温、しばれる手をさすりながら2.8kgの重さのサンニッパ(300mm望遠レンズ)の三脚座に(大きいレンズゆえに三脚に取り付けるオプションがある)、三脚のクイックシューのネジを差し込む。これが苦痛です。そして、よっこらしょと持ち上げて三脚挿入。ここまで準備できたらこっちのものバッチコイです。
桃色に染まる冨士
桃色に染まる冨士:淡く冨士山が夕もやにかすんで見えます。300mm F2.8単焦点レンズをもってきたかいがありました。こういう環境に強いんです。
 RAWでとったばかりはもやっとしたピンクというよりも桃色だったのですが、現像過程のなかで色彩を引き出しました。無駄な明暗のレンジを取り去ると本来の色が出てくるのがRAW現像。
南北アルプスの表情

暮色と南アルプス
暮色と南アルプス:南アルプスの山岳群もオレンジ色と桃色が微妙に混じりあった色彩のなかにシルエットとして浮かび上がります。こんなチャンスは二度とない。ガッツリ行きます。写真家魂。

もやっているときはとにかくピント。絞り込んでシャッターを切る。
 左から甲斐駒ケ岳(2,967m),北岳(3,192m=日本で二位)、仙丈岳(3,033m),塩見岳(3,052m) です。
茜に染まる御岳山
茜に染まる御岳山:ちょうど太陽の沈む方向に御岳山があります。雲に夕焼けが反射して綺麗な色を紡ぎだします。
霞沢岳
霞沢岳:夕闇間じかの気配が濃厚な霞沢岳(2,646m) 。
槍ヶ岳、けあらし
けあらし立つ、槍ヶ岳:槍ヶ岳(3,180m)は特徴的な山頂で遠目にもよく分かる。望遠レンズで焦点を合せていると、けあらしが頂上付近でおきていて、そこに夕焼けが反射して美しい。
 しかし、あの頂上にいる人は大変なんだろうなあ。この場所にいるだけで手がかじかんでくるのだから。

夕闇と撮影隊
夕闇と撮影隊

夕闇と撮影隊:たくさんいた宿泊客の見物者も夕陽が沈むと一人ふたりといなくなって、マジックアワーを楽しむのは我々3人だけ。寒さに耐えて撮影していると、頭上の電波等や携帯基地局に風が当たりゴーン、ゴーンと響き渡る。

 

といっても自動車会社の社長の名前ではないので勘違いしないように(笑い;

 

ホテルの方「今まで撮っていらっしゃったのですか?」

伯爵「ぷふっ~!」

ホテルの方「寒かったでしょう」

パンツ屋さん「お茶入れました飲みますか?」

皆さん、有難う。 


=今回の私の装備=
撮影装備 備考
Nikon D700 望遠レンズ用,夜景用
三脚 ベルボン645
絞り F11 ISO 400
シャッター 1/30 ホワイトバランス 太陽光
RAW 色補正なし
Nikkor 300mm F2.8 撮影時刻 12月26日 16:52頃、快晴
寒さをしのぎながらホテルに帰ると、温かいお茶とシャンパンが用意されていました。素晴らしい気配りです。有難うございます。
寒さに凍えながらの撮影でした

王ケ鼻、雪中行軍

王ケ鼻へ
 昼ごろ、美ヶ原に上ったのですが、この時間まで霧氷が残っているのが奇跡です。これも午前中の悪天候が幸いしているから。明日に霧氷が出る保障はありません。だから、急いで宿に荷物を卸すと撮影機材を背負って、持参の長靴を履いて王ケ鼻に向かって雪中行軍です。
岩場に咲く花
岩場に咲く花:岩場にへばりつく低木にさえ、霧氷がつきあたかも白い花が咲いているかのようです。
 
真っ白な木々
真っ白な木々:藍色ともいえる青の中、白い色に染まった木々がまぶしい。
 雪に足をとられながらの行軍はしんどいけれど、楽しいから苦にならない。
雪原
雪原:午後の太陽が影を落とす、そんなわずかなことさえ感動的に思えてくる。
命
:こんな寒い雪原で、生き延びてゆく草木の知恵。人知も及ばぬものがある。
王ケ鼻の眺望
高みにたって着し方を見る
高みにたって着し方を見る: 2008mの突端に立ってみると、松本市や北アルプスが全貌できます。そして、先ほど、バスで登ってきた道までもが
王ケ鼻で記念撮影
王ケ鼻で記念撮影:いやあ~気分がいいです。最高です。お二人も写真とりまくりです。我々はついています。
霧氷の描くアート
霧氷とカラマツ林
霧氷とカラマツ林:カラマツの整然とした配置と白は、強い緊張感と規律性を感じる。こんな風景を僕は求めてきたように思う。
霧氷と北アルプスと
霧氷の白と北あぷすの青と:王ケ鼻からの風景です。距離の圧縮感をお楽しみ下さい
北アルプス遠望
北アルプス遠望:空は何所までも青く、そして、清潔感のある白。空気は何所までも澄み渡り、撮影している、我々のここの仲間で青く染まってゆきそうです。
=今回の私の装備=
撮影装備 備考
Nikon D700 望遠レンズ用,夜景用
Nikon D300 広角レンズ用
三脚 ベルボン645
Nikkor 12~24mm F4 fish eye 星座の撮影用
Nikkor 35mm F2 広角レンズ、スナップ用
Nikkor 50mm F1.8 汎用
Nikkor VR105mm F2.8 マクロ撮影用
Nikkor VR300mm F2.8 望遠レンズ、山岳写真用
※カメラ2台、レンズ5本+ワイン1本と三脚はさすがに重かった(特にサンニッパは2.8kg)。
霧氷に出会えた幸せ

善光寺

善光寺を訪ねる
善光寺:仕事で訪問した長野に滞在することになりました。 天気もいいし、仕事は午後の4時半に終わり、疲労を回復するために5時15分まで夕寝したので 体力は万全です。
 かねてから、晴れだったら善光寺を訪問して夕景を撮影するプランでした。
塔と夕暮れ
塔と夕暮れ: けして何か目的の被写体があったわけではありません。ホテルから歩いたのですけれど、 意外に遠くて40分ほどかかりました。
 もう、すでに日は傾いていて、暫くすると夕焼けの色がなくなりそう。焦って被写体を 探して。塔を撮影するポジションが見当たらず試行錯誤してこの構図となりました。
象形・図形的風景 象形・図形的風景:お寺さんは、結構定型的な撮影パターンに陥りやすいので、ちょっと工夫をしてみました。 自分は子供の頃から図形が昔から好きで、コンパスや定規を使って図形を描く方法や図形を描くための式を考えるのが大好きでした。

提灯
提灯:もう、闇が善光寺を包み込もうとしています。 暖かい色の提灯と、よいやみ迫る雰囲気を出してみました。
静に染み入る風景が好きです。

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