Next.jsとは?Reactの違いを初心者向けに完全解説【2026年】

モダンWeb開発

この記事のポイント

Next.jsとはReactベースのWebフレームワークで、SSR・SSG・ISRなど多彩なレンダリング手法によりページ表示速度とSEOを最適化し、ファイルベースルーティングや画像最適化機能で開発効率も向上できる。

Next.jsとは?Reactの違いを初心者向けに完全解説【2026年】

Next.jsとは具体的にどのようなフレームワークなのか、Reactとの違いやSEO・表示速度を改善できるメリットを詳しく知りたいエンジニアの方は多いはずです。

こうした疑問に分かりやすくお答えします。

本記事の内容

  • Next.jsの基本概念とReactとの違い
  • SSRやSSGなど代表的なレンダリング手法
  • 表示速度とSEOを最適化する具体的なメリット

Next.jsとは、Reactをベースに開発されたフロントエンドフレームワークのことです。検索エンジンの最適化や高速なページ表示を実現するための高機能な仕組みを備えています。

本技術を活用すれば、Webサイトのパフォーマンスを最大化し、エンジニアとしての市場価値を高めることが可能です。制作の現場で役立つ知識をまとめたので、ぜひ最後まで読み進めてください。

Next.jsとはどのようなフレームワークか

次世代のWeb開発を象徴するNext.jsのロゴが輝く近未来的なサーバー空間のイメージ

Next.jsとは、ReactをベースにしたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。効率的な開発と高いパフォーマンスを両立できるため、現代のWeb開発で標準的に採用されています。

Reactベースの開発環境

Next.jsはUIライブラリのReactを拡張して作られました。React単体では画面作りがメインですが、Next.jsはルーティングやサーバー機能まで備えたフルスタックなツールです。

ReactとNext.jsの違いをまとめました。

項目React(単体)Next.js
分類UIライブラリフレームワーク
ルーティングライブラリの導入が必要ファイル配置で自動生成
レンダリング主にブラウザ側(CSR)SSRやSSGなど多彩
サーバー機能別途構築が必要標準で搭載

ファイルを置くだけでURLが決まるファイルベースルーティングは、開発のスピードを大きく引き上げます。さらにNext.js API開発の機能を活用すれば、サーバー側の処理まで同一プロジェクトで完結できます。

ページ表示速度を向上させる仕組み

Next.jsが支持される理由は、高度なレンダリング手法による圧倒的な表示スピードです。

  • SSR:アクセスごとにサーバーで画面を作る
  • SSG:事前に画面を作っておく手法
  • ISR:一定時間ごとに画面を更新する手法
  • 最適化機能:画像ファイルの自動変換やコードの分割機能

これらの機能によりアクセスした瞬間にコンテンツが表示されるため、ユーザーの離脱を防げます。さらにNext.jsキャッシュ機構を組み合わせれば、同じデータの再取得を防ぎサーバー負荷も抑えられます。

SEO評価を高める機能

Webサイトの集客において、Next.jsは強力なSEO対策を実現します。

通常のReactではブラウザで動かさないと中身が見えないため、検索エンジンが内容を理解しにくい欠点がありました。Next.jsはサーバー側でHTMLを完成させてから送るため、クローラーが正しく情報を読み取れます。

読み込み速度の向上もGoogleの評価指標に直結します。技術的な構成によって、SEOに強いサイト構造を自動的に構築可能です。具体的な実装はNext.js SEOの設定手順で詳しく解説しています。

国内外の有名企業での導入実績

Next.jsは信頼性が高く、世界中の有名企業で使われています。

  • Twitch:ライブ配信サービスの画面構築
  • Uber:高性能なWebインターフェース
  • TikTok:大規模な配信プラットフォーム

日本でも大手ニュースサイトやECサイトで導入が進んでいます。本番環境での実績が豊富なため、新規プロジェクトの技術選定では常に有力な候補です。

Next.jsの代表的なレンダリング手法

データネットワークの中に浮かび上がるNext.jsのロゴ

Next.jsとは、用途に合わせて複数の表示仕組みを選択できる柔軟なフレームワークです。サーバー側で処理を行うことで、SEOへの適合や表示速度の向上を実現しています。

最新のApp Routerでは、コンポーネント単位でこれらの手法を直感的に制御できます。Next.jsを支える4つの代表的なレンダリング手法を詳しく確認しましょう。

サーバーでHTMLを生成するSSR

SSR(Server Side Rendering)は、リクエストのたびにサーバーでリアルタイムにHTMLを作る手法です。常に最新の情報を表示でき、デバイスを問わず高速な初期表示を可能にします。

  • メリット:リアルタイムの情報更新に強く、初期表示が速い
  • デメリット:リクエスト毎の計算によりサーバー負荷が高まりやすい
  • 適した用途:マイページや在庫状況などの動的なページ

パーソナライズされた情報の提供に長けているのが大きな特徴です。ユーザーごとに表示内容を変えたい場合に最適な選択肢となります。

ビルド時にHTMLを生成するSSG

SSG(Static Site Generation)は、公開準備のビルド時にあらかじめ全てのHTMLを作成しておく手法です。サーバーでの計算が不要なため、表示速度が極めて速くなります。

  • メリット:あらかじめファイルを作るため、驚くほど高速にページが開く
  • デメリット:データを更新した際、再ビルドしないと画面に反映されない
  • 適した用途:ブログ記事や会社概要などの更新頻度が低いページ

完成品を即座に渡すため、快適なユーザー体験を提供できます。静的なコンテンツを扱うNext.jsのプロジェクトで非常によく使われる手法です。

定期的にHTMLを再生成するISR

ISR(Incremental Static Regeneration)は、SSGの高速性とSSRの柔軟性を備えた画期的な仕組みです。基本は静的ファイルを配信しつつ、一定時間ごとにバックグラウンドでページを更新します。

各手法の特性を比較すると、ISRが両者の中間に位置することがわかります。SSGはビルド時のみ生成するためデータの鮮度は低いものの表示速度は非常に高速です。ISRは一定時間ごとのアクセス時に再生成するため鮮度は中程度で速度も高速を維持します。SSRはリクエストのたびに生成するため鮮度は非常に高い反面、速度はサーバー処理に依存します。

ISRはニュースサイトなどの、定期的な更新が必要なメディアに向いています。低いサーバー負荷で、比較的新鮮な情報を保てるのが強みです。

ブラウザで描画するCSR

CSR(Client Side Rendering)は、ブラウザ側でJavaScriptを実行して画面を組み立てる手法です。標準的なReactアプリケーションと同様の動作を指します。

  • メリット:ページ遷移後の動きが非常にスムーズで滑らか
  • デメリット:JavaScriptの実行を待つため、初期表示やSEOで不利になりやすい
  • 適した用途:管理画面やチャットツールなどの操作性が重要なページ

Next.jsでは全てのページをサーバー側で処理する必要はありません。SEOを重視しないページには部分的にCSRを組み合わせ、開発効率を高めることができます。

Next.jsとReactの違い

Next.jsの技術構造を象徴する光り輝くネットワークと幾何学オブジェクトの抽象的な写真

Next.jsとはReactをベースに開発された多機能なフレームワークです。UI構築用のライブラリであるReactに対し、Next.jsはWeb開発に必要な機能を網羅しています。

両者を機能面で整理すると、定義・レンダリング方式・ルーティング・開発環境の4点で明確な差があります。Reactはクライアントサイド中心の最小構成ライブラリである一方、Next.jsはSSR・SSG・ISR・CSRを標準搭載し、ルーティングからバックエンド処理まで一貫して扱えるフルスタックな構成です。両者の特性を踏まえたNext.jsとReactの違いの判断基準を把握することで、プロジェクトに最適な技術選定が可能になります。

サーバー側のレンダリング処理の可否

Next.jsとReactは、サーバー側でHTMLを生成する機能に大きな差があります。Reactはブラウザ側で処理を行う方式が主流であり、初期表示速度やSEO対策に工夫が必要。

一方でNext.jsは、サーバーサイドでの処理が標準化されています。目的に合わせて、最適なレンダリング方式を選択できるのが強み。

  • SSR:リクエストごとに最新のHTMLを生成する方式
  • SSG:ビルド時にHTMLを作成し、高速な表示を実現する手法
  • ISR:公開後も特定の間隔でデータを最新に更新する仕組み

Next.jsを活用すれば、SEO最適化や快適な表示速度を簡単に実現できます。

開発環境の充実度

開発を支える標準機能の多さについても、両者には明確な違いが存在します。Reactは部品を作るツールのため、ルーティングや画像最適化は外部機能に頼らなければなりません。

対してNext.jsは、Webアプリ開発に必須の機能が最初から揃っています。

  • 画像の最適化機能:デバイスに合わせて自動でサイズや形式を調整
  • API Routes:サーバー側の処理を記述するエンドポイントを構築可能
  • 自動コード分割:必要なコードのみを読み込み、高速化を実現

Next.jsなら開発環境を整える手間が省け、本来のロジック実装に集中できます。

ルーティング方式

ページ遷移を管理する仕組みも、効率性が大きく異なります。Reactは外部ライブラリを導入し、遷移先を定義するコードを個別に記述するのが一般的。

一方でNext.jsは、直感的なファイルベースルーティングを採用しています。

  1. 特定のディレクトリにファイルを配置する
  2. ファイル名がそのままURLパスとして自動適用される
  3. フォルダの階層構造だけで複雑なURLも管理可能

設定ファイルを書く必要がなく、フォルダを整理する感覚でサイト構成を構築できます。

実装に求められる事前知識

Next.jsを使いこなすには、Reactの基礎に加えて幅広い知識が必要です。まずはコンポーネントやHooksといったReactの習得が欠かせません。

サーバー側で動作させるため、周辺領域の理解も重要となります。

  • Node.jsとnpm:実行環境やパッケージの管理知識
  • Web通信の基本:HTTPリクエストやAPIとのやり取り
  • レンダリング戦略:SSRやSSGを使い分ける判断力

Reactの経験があれば学習はスムーズ。スキルの習得により、市場価値の高いエンジニアを目指せます。

Next.js開発のメリット

Next.jsのロゴが刻まれた近未来的な黒い立方体のオブジェ

Next.jsとは、Vercel社が開発したReactベースのフルスタックWebフレームワークです。サーバーサイドレンダリングや静的サイト生成など、多彩な手法を標準で備えています。

最新版ではレンダリング速度が大幅に向上し、パフォーマンス面で劇的な進化を遂げました。エンジニアがNext.jsを採用する具体的な利点を、5つの観点から解説します。

Core Web Vitalsスコアの改善

Next.jsを導入する大きな利点は、Googleが重視する指標のスコアを改善できる点です。サーバー側でHTMLを生成する仕組みにより、ブラウザへの迅速なコンテンツ表示を実現します。

Next.jsによる改善効果を以下の表にまとめました。

指標(Core Web Vitals)Next.jsによるアプローチ効果
LCP(最大コンテンツの描画)SSRやSSGによる高速配信待ち時間の短縮
FID(初回入力遅延)JS実行の最適化応答性の向上
CLS(視覚的安定性)専用コンポーネントの活用画面のガタつき抑制

最新機能によって処理も高速化されており、これまで以上に高いSEO効果が期待できます。表示速度の向上は、ユーザー体験を改善するために非常に重要な要素です。

直感的なファイルベースルーティング

Next.jsはファイルベースルーティングという直感的な仕組みを採用しています。特定の場所にファイルを置くだけで、そのパスがそのままURLへ反映される仕組みです。

通常のReact開発では外部ライブラリが必要ですが、本フレームワークは標準機能で完結します。ルーティングの手順は以下の通りです。

  • app/index.tsx を作成し「/」へアクセス
  • app/about.tsx を作成し「/about」へアクセス
  • app/contact/page.tsx を作成し「/contact」へアクセス

最新のApp Routerでは、プリフェッチ機能やナビゲーションの最適化がさらに強化されました。滑らかな画面遷移も容易に実装できるため、開発効率が向上します。

パフォーマンスを担保する画像最適化機能

Webサイトの速度を低下させる主な原因は、画像のデータ容量です。Next.jsの専用コンポーネントを使うと、画像最適化が自動で実行されます。

バックグラウンドで行われる処理は以下の通りです。

  • デバイスに合わせたリサイズ
  • WebPなどの軽量形式への変換
  • 画面に映る直前まで読み込みを待つ遅延処理
  • 画質を維持したデータ量の削減

エンジニアが意識せずとも、自動的に高度な処理が行われる点は魅力的です。高質な画像を用いながらも、快適な動作を維持できます。

APIルートによるバックエンド処理

Next.jsはフロントエンドだけでなく、サーバーサイドの処理も同一プロジェクト内で完結可能です。これがフルスタックフレームワークと呼ばれる理由の一つとなります。

APIルート機能を利用すれば、Node.jsベースのエンドポイントを簡単に作成できます。実装可能な主な処理をまとめました。

  • データベースとの直接連携
  • 決済システムなどの外部API接続
  • お問い合わせフォームの送信処理

最新機能を使えば、APIを定義せずにサーバー側でデータ処理を行うことも可能です。小規模から中規模のプロジェクトでは、特に開発スピードが高まります。

App Routerによる開発体験の向上

現在の主流であるApp Routerは、開発体験を大幅に洗練させたアーキテクチャです。従来のPages Routerと比較して、効率的な仕組みが整っています。

主なメリットは以下の通りです。

  • コンポーネント単位でデータを直接取得できる
  • 自動メモ化によりコード記述の手間が減る
  • ビルドツールの安定化で起動速度が向上する

エラー処理やキャッシュ制御の機能も追加され、より安定した開発が可能です。開発者は複雑な管理に悩まず、価値のある機能開発に集中できます。

Next.js開発のデメリット

高速なパフォーマンスと先進的な構造を象徴するNext.jsのロゴとデジタル空間のイメージ

Next.jsとは非常に強力なフレームワークですが、導入には注意点もあります。開発効率を高める一方で、技術的な複雑さや運用コストが増大する側面を理解しましょう。

レンダリング概念の学習ハードル

Next.jsを習得する上で、複数のレンダリング方式を使い分ける点は大きな障壁です。Reactの基礎に加え、サーバーとクライアントのどちらで処理すべきか判断する専門知識が欠かせません。

各方式の違いを簡潔に整理します。SSRはリクエストごとにサーバーでHTMLを生成し、常に最新情報を表示できSEOに強い特性を持ちます。SSGはビルド時にHTMLを生成するため表示速度が極めて高速です。ISRは一定時間ごとにページを再生成することで高速表示と最新情報の更新を両立します。CSRはブラウザ側でJavaScriptを実行するため、インタラクティブな操作に最適です。

これらの違いを理解して要件ごとに実装を切り替えるため、学習コストは高くなる傾向にあります。バージョンによって挙動が異なるため、Next.js 15の主要変更点Next.js 16の最新機能も合わせて押さえておきましょう。

Vercel以外でインフラ運用する際の保守負担

Next.jsは開発元のVercelに最適化された仕組みを持っています。AWSやGoogle Cloudなどの環境で運用する場合、設定や保守の難易度が上がる点は無視できません。

  • キャッシュ制御と無効化の仕組み構築
  • 画像最適化を実行するためのサーバーリソース確保
  • ISRを正しく動作させるための構成管理
  • Node.jsサーバーの負荷分散設定

Vercelなら自動で完了する設定も手動で構築するため、インフラの運用負荷は大きくなります。

Pages Routerからの移行コスト

Next.jsには従来のPages Routerと最新のApp Routerという2つの方式が存在します。現在の主流であるApp Routerへ既存プロジェクトを移行するには、多大な工数が必要です。

  • ディレクトリ構造の根本的な変更
  • React Server Componentsに基づいた書き換え
  • データ取得手法の刷新
  • 外部ライブラリの対応状況確認

既存の資産を最新状態に保つには、単純なアップデート以上の技術的検証が求められます。長期的なメンテナンス計画を立てる際は、十分な注意を払いましょう。

Next.jsの採用を見送るべきケース

Next.jsのロゴが刻まれた先進的な構造体とテクノロジーを感じさせる背景

Next.jsとは強力な機能を備えたフレームワークですが、すべてのプロジェクトに最適とは限りません。プロジェクトの規模や目的によっては、導入することで運用コストや開発難易度が高まる可能性があります。

ここでは、あえてNext.jsの採用を見送るべき具体的なケースを4つの観点から解説します。

データ更新頻度が少ない小規模な静的サイト

データの更新がほとんどない小規模なWebサイトでは、Next.jsの導入は過剰なスペックになりがちです。強力なビルド機能や増分静的再生成(ISR)などが、単純なサイト構成において管理を複雑にするためです。

数ページの会社概要やポートフォリオであれば、HTMLとCSSのみで構築する方が軽量で管理しやすいでしょう。Next.js(SSG)と純粋な静的サイトを比較すると、学習コスト・環境維持・構成のシンプルさのいずれの面でも後者が優位です。Next.jsはNode.js環境の管理や多数の設定ファイルが必要である一方、純粋な静的サイトはHTMLファイルを置くだけで運用できます。

インフラ運用に予算を割けない低コスト案件

予算制約が厳しいプロジェクトでは、Next.jsのサーバーサイド機能を活用する際に注意が必要です。SSRなどの高度な機能を利用する場合、Node.jsが動作するサーバー環境を用意しなければなりません。

  • 低コスト案件で見送るべき理由
  • サーバー維持費などのランニングコストがかさむリスクがある
  • サーバーの死活監視といった運用負担が生じる
  • 画像最適化機能の使用により意図しないコストが発生する場合がある

極限まで低コストを追求するなら、CDNのみで配信できる従来のSPAやシンプルな静的サイトが適しています。

サーバー運用知見がないフロントエンド専門チーム

チームのスキルセットがフロントエンドに特化している場合、Next.jsは学習障壁を高める結果となります。このフレームワークはバックエンド処理も内包したフルスタックな性質を持っているためです。

SSR(サーバーサイドレンダリング)とはブラウザではなくサーバー側でページのHTMLを生成して送る仕組みです。SEOには有利ですが、適切に運用するにはサーバー側の管理知識が必須となります。

サーバーサイドの管理に自信がないチームは、React単体でのCSR構成を選択する方が開発スピードを担保しやすいです。

初回表示速度より複雑な操作を優先する業務システム

SEOや初回表示の速さが重要視されない社内向け業務システムでは、Next.jsが最適解とは限りません。ログイン後に複雑なデータ操作を繰り返す用途では、ブラウザ側で処理を完結させるReact単体構成の方がシンプルです。

  1. 業務システムはログイン必須なケースが多くSEO対策が不要
  2. 複雑なリアルタイム更新を伴う場合、サーバー側でのレンダリングが足かせになる
  3. 独自サーバーとの連携時にNext.jsのAPI Routesを経由させる構成が冗長になる

大量のデータを入力・加工するユースケースでは、クライアント側の処理に特化したライブラリを活用する方が効率的です。

Next.jsでローカル開発環境を構築する手順

次世代のWeb開発を象徴するNext.jsのロゴが組み込まれた高度なデータサーバーのイメージ

Next.jsとは、Reactをベースに開発されたフルスタックのWebフレームワークです。表示速度の向上やSEO対策に優れたサイトを効率よく構築できるため、モダンな開発現場で広く採用されています。

まずは自身のパソコンに開発環境を整える必要があります。公式ドキュメントが推奨する最新の手順をステップバイステップで確認しましょう。エラー対処を含むより詳細な解説はNext.js環境構築の最新手順にまとめています。

Node.jsをインストールする

Next.jsを動かすためには、実行環境であるNode.jsのインストールが欠かせません。このツールはサーバー側でJavaScriptを実行し、ビルドや実行を支える基盤となります。

  • 推奨バージョン:Node.js v18.17.0 以上(現在はv20.x以降を推奨)
  • 入手方法:Node.js公式サイトからインストーラーを取得
  • パッケージマネージャー:管理ツールのnpmも自動で導入

公式サイトから推奨版のLTSを選択してインストールを完了させます。ターミナルで「node -v」と入力し、バージョンが表示されれば準備完了です。

プロジェクト作成コマンドを実行する

Node.jsの準備ができたら、次はNext.jsのプロジェクトを作成してください。「create-next-app」というコマンドを使えば、必要なファイル群を自動で生成できます。

ターミナルで作成先のディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力しましょう。

npx create-next-app@latest プロジェクト名

実行すると対話形式で設定を聞かれるため、最新のApp Router環境に合わせた設定を選びます。プロンプトでTypeScriptを有効化する場合は、Next.js TypeScript環境構築もあわせて確認してください。

設定項目推奨される選択理由
TypeScriptYes型定義によりバグを防いで開発効率を高めるため
ESLintYesコードの構文エラーを自動でチェックするため
Tailwind CSSYes効率的なデザイン実装を可能にするため
src/ directoryYesソースコードの管理を整理しやすくするため
App RouterYes最新かつ推奨されるルーティング機能であるため
Import AliasYesモジュールの読み込みパスを簡略化するため

ローカルサーバーを起動する

プロジェクトが作成されたら、専用のフォルダへ移動して開発用サーバーを立ち上げましょう。サーバーを動かすと、コードの変更が即座にブラウザへ反映される機能が有効になります。

  1. プロジェクトのディレクトリに移動(例:cd プロジェクト名)
  2. 開発サーバーを起動するコマンド「npm run dev」を実行

ターミナルに「http://localhost:3000」などのメッセージが出れば成功です。この状態を保ちながら、実際のプログラムを編集していきます。

初期画面の表示をテストする

環境が正しく構築されたか、最後にブラウザを使って動作テストを行います。ローカルで動いているNext.jsにアクセスし、初期ページが表示されるか確認しましょう。

  1. Webブラウザを起動する
  2. アドレスバーに「http://localhost:3000」と打ち込んでアクセス
  3. ロゴやドキュメントリンクが含まれた画面の表示を確認

無事にページが表示されれば、Next.jsの環境構築はすべて完了です。続けてNext.jsチュートリアルで実践的なアプリ開発を学び、最後はNext.jsデプロイの比較と手順を参考に本番公開まで進めましょう。

まとめ:Next.jsとは表示速度とSEOを最適化できる強力なフレームワーク

ReactベースのフレームワークであるNext.jsとは何か、基本概念からレンダリング手法、導入の利点まで幅広く解説しました。Next.jsを活用すれば、高度なパフォーマンス改善と検索エンジンへの最適化を両立できます。

本記事のポイントをおさらいします。

本記事のポイント

  • Next.jsとは、SSRやSSGなどの機能を備えたSEOに強いWeb開発フレームワークである
  • ファイルベースルーティングや画像最適化により、優れたユーザー体験を実現できる
  • 学習コストなどの注意点はあるが、世界中の企業で採用されているモダンな技術である

Next.jsとは何かを正しく理解し、プロジェクトに合わせて手法を選ぶことで、表示速度の劇的な改善が期待できます。ビジネス成長を加速させる第一歩として、ぜひ開発に挑戦してみてください。

自社サイトにNext.jsを導入してSEOを強化したい方は、お気軽にご相談ください。専門のエンジニアが貴社の課題解決に最適なプランを提案します。

参考文献

  1. Next.js Documentation
  2. React Documentation
  3. 総務省 情報通信白書 令和5年版 Web開発技術セクション

執筆者

MT Templates 編集部
MT Templates 編集部

編集部

Next.jsやAIを活用したモダンWeb開発・SEO実装に関する情報を発信。SEOに最適化したモダンWebサイト制作、設計ノウハウ、構造化データや内部リンク設計などを中心に扱っています。

監修者

大野 浩史
大野 浩史

MT Templates 代表/編集長

海外メディア企業でSEOエディターとして従事後、独立。複数メディア運営の経験をもとに、Next.jsやAIを活用したWeb開発・SEO技術を発信。リード獲得につながるサイト構築からSEO設計まで一貫したサポートを提供している。

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